(略)
日本には“九九”があります。
そして、この九九の存在が、日本の教育水準が高い一つの理由とも言われている訳ですが、
日本の小学校では、九九を徹底的に暗記させます。
この時に大事なのは、
“にさんがろく”というフレーズを暗記することであり、
“なぜ2に3をかけると6になるのか”ということを考えることではありません。
ところが、算数・数学が苦手な子の場合、
“なぜ2に3をかけると6になるのか”が気になってしまって、
“にさんがろく”というフレーズを暗記することが出来ず、
結果的に“問題が解けない”という事態に陥っています。
当然ながら、算数・数学という科目では、
“なぜ、そうなるのか” “なぜ、そうするのか”ということは極めて重要なのですが、
一方で“なぜそうなるのか”を考えてはいけない“とりあえず覚えろ!”という場面もあり、
これらが混在していることが、算数・数学という科目を難しくしている一面でもあります。
算数・数学が出来ない子の極端な例を挙げますと、
“なぜ、1+1が2になるのか”についてはとても気になるにも関わらず、
“なぜ、そこが直角なのか”ということには全く気にならない(なんとなく直角っぽいと思った)という感じです。
そして、出来る子の思考回路は、これの真逆です。
ここには、“性格”とか“センス”が大きなウェイトを占めるので、
なかなか急に改善することは難しいのですが、
(略)
ご入塾時にお渡ししている“宿題のやり方”に忠実に従ってやってください。
しばらくは、
“なんでこうするの?” “なんで、掛け算するの?” “なんで、2で割るの?”
といった事が気になって仕方ないと思いますが、
とりあえず
“何だかよく分からないけれど、これとこれをまず掛けて、次にこれとこれを引いて、最後にこれとこれを割る”
という感じでやり方の暗記からスタートしてください。
算数・数学で大事なのは、
“分かるから出来る”のではなく、
“出来るから分かる”のです。
繰り返しになりますが、
“1+1が出来ない子”が“なぜ、1に1を足したら2になるのか”を一生懸命考えていても、
単なる時間の無駄であり、何も前に進みません。
(略)

コメントをお書きください