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当塾では、テキスト等に書いてあることに関しては、
“書いてあんじゃん(読めば大体分かるでしょ)”というスタンスですので、
授業では、表面的な事実だけでなく、“なぜそうなるのか”“なぜそうなったのか”を軸にした話をしており、
例えば、昨日の中2の社会では、
テキストでは“イギリスがEUを離脱”としか載っていない訳ですが、
“イギリスがEUを離脱したのは、長年の政治的・経済的背景を考えると自然な流れ”といった話をしています。
こういった算数や数学の授業では全く出てこない話を、
多くの子が興味深く聞き、新たな疑問を質問し、さらに深掘りし、となっていました。
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やはり、ご家族でいろんなところに旅行に行っていたり、
現実に起こっている様々な現象等について親子でいろいろお話されていたりする子は、
知識といいますか、雑学といいますか、が豊かですし、
逆の場合は、
“そんな事も知らないの・・・?”という場面が多いことも事実です。
かなり前の話ですが、
TV番組で、あるタレントが、
“セミが、地上では1週間ぐらいしか生活していないが、寿命は(長くて)7年ぐらい”といった、
“まぁ普通誰でも知ってるよね”ということを知らずに周囲の人たちに驚かれるという場面がありましたが、
このような“どこで誰に習ったかと聞かれると分からないけれど、普通に生きていればなんとなく知っている”事を、
知っているか知らないかというのは、勉強に大きく影響してきます。
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これもまた別の例ですが、
“コップに冷たい飲み物を入れておくと水滴がたくさんつきます”が、
こんなちょっとしたことでも、
“どうしてこうなると思う?”といった話をしている家庭と、
“誰も何の疑問も感じない”家庭とでは、やはり結果が変わってきます。
酷い場合ですと、
“コップについている水滴は、中の液体が染み出てきている”
と思っている(た)子すらいます。
夏休みで、お子様とお話する機会も自然と増えるでしょうから、
親子のコミュニケーションをより深めていただき、
様々な事に興味を持たせ、
“なぜ、ウクライナで戦争が起きているのか”
“なぜ、誰もイスラエルを止められないのか”
“なぜ、天気が西から東に変わっていくのか”
といった日常のあらゆることについて、
ご家庭内で話をしてみてはいかがでしょうか。
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